新鮮な海の幸を使った料理 11年半「ありがとう」 沖縄・伊江港の「海人食堂」が閉店 惜しむ常連客や観光客
沖縄県伊江村民や観光客に長年親しまれてきた「海人食堂」が10日、11年半の営業に幕を下ろした。伊江港ターミナル2階の店舗には同日、閉店を惜しむ常連客や観光客が訪れ、「長い間お疲れさま」と店員たちに声をかけていた。 【写真】伊江村の観光大使となった巨人・阿部監督 伊江漁業協同組合(八前隆一組合長)が経営する海人食堂は、2012年8月にオープン。新鮮な海の幸を使った海鮮丼や魚汁定食など、多彩なメニューを提供した。魚の9割は島の海人から仕入れ、物価高騰の中でも価格を維持し続けてきたが閉店となった。 店長の平安山良さんは「まだ実感が湧かない。これまで長く続けられてきたのは、スタッフやお客さんのおかげ。感謝している」と話した。(儀間徹矢通信員)