新しいBMWのSUVはスマートで、シャープになる! 新型ビジョン ノイエ クラッセ X登場
キドニーグリルの大型化はストップ、か!? 【写真を見る】新型ビジョン ノイエ クラッセ Xの内外装はこちら(35枚) これが新しいBMWだ!
新時代の電動SUV
3月21日、BMWは、新型「ビジョン ノイエ クラッセ X」を発表した。 ビジョン ノイエ クラッセ Xは、昨年発表された「ビジョン ノイエ クラッセ サルーン コンセプト」のSUVバージョンだ。今後、BMWの電動モデルが採用すると思われるデザインコンセプトに基づき開発された。 新しいピュアEV(電気自動車)用のアーキテクチャを使うのが大きな特徴で、エクステリアは、1960年代に発表された「1500」などを含む、一連のノイエ クラッセシリーズからインスピレーションを得たという。「キドニーグリル」と呼ぶフロントグリルは最新の「7シリーズ」と較べコンパクトで、かつエレガントだ。 インテリアは、実にシンプル。センターに大型のタッチスクリーンを設置。フロントガラスに投影される「パノラミックビジョン」にはさまざまな情報を表示する。さらに3次元ヘッドアップディスプレイにも搭載する。各所には、環境に配慮したパーツを使う。 搭載するパワートレインは第6世代のeDriveシステム。新しい回生ブレーキシステムなどの採用によって、これまでより効率を高める。新しいバッテリーは、エネルギー密度が20%高まったそうだ。 注目したいのは、高性能コンピューターの搭載だ。現在の技術より、5倍以上のスピードで情報処理が可能という。最大4基のモーターの制御が可能になった。将来的には4輪それぞれにモーターを搭載し、個別に制御することで飛躍的に走行性能を高める可能性を持つ。 新型ビジョン ノイエ クラッセ Xの市販モデルは来年登場予定だ。
文と編集・稲垣邦康(GQ)