日本列島縦断おそれの台風24号 過去の類似台風は?
「各地に被災地点在する通常とは異なる状況」
足立予報官は「今年の日本は、多くの地震や台風に見舞われ、各地に被災地が点在する通常ではない状況だ。こうした中、再び非常に強い勢力の台風が襲来することになる。被災地では既に山が崩れかかっていたり、堤防が欠損しているなど、災害がいつもより起きやすい状態のところもあると思う。気象庁が発表する注意報や警報に気を付けて、危険度分布の情報などを活用して、早め早めの避難や安全確保の行動をお願いしたい」と語っている。 なお、台風24号は28日午後3時時点の中心気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートルで、宮古島の南東の海上を西北西に進んでいる。今後、沖縄・奄美に接近した後、進路を北東に変え、30日に非常に強い勢力を維持したまま西日本に上陸する恐れがある。上陸後は急速に加速しながら北東に進み、10月1日にかけて東日本・北日本を縦断するおそれがある。 (取材・文/飯田和樹)