今季開幕前にサンズと延長契約を結ばなかったデュラント「そのことは考えてもいない」
10月22日(現地時間21日、日付は以下同)。NBAの2024-25レギュラーシーズン開幕前日は、2021年のドラフト組とベテラン陣が所属チームと延長契約を結ぶ期限日でもあった。 【動画】デュラントが昨シーズンに決めた好プレー集をチェック! この日デンバー・ナゲッツは、アーロン・ゴードンと4年1億3300万ドル(約199億5000万円)の延長契約に合意したと代理人が『ESPN』へ伝えた。 その一方で、フェニックス・サンズのケビン・デュラントは1年最大5950万ドル(約89億2500万円)の延長契約にサインすることはなく、現行契約残り2年間で今シーズンへ臨むことに。 『ESPN』によると、デュラントは来年夏まで待てば、2年で最大1億2380万ドル(約185億7000万円)の超巨額な延長契約を締結できる資格を手にするという。 もっとも、キャリア17シーズン目を迎えた36歳の超エリートスコアラーは、延長契約締結に関心はなかったようだ。18日のチーム練習後、デュラントがこう話していたと地元メディア『The Arizona Republic』が報じている。 「そのことは考えてもいない。俺は自分の契約期間を全うするだけ。そのことと、チームのことにフォーカスしている。契約については誰とも会話をもっていないんだ。バスケットボールにフォーカスしようとしている」 アキレス腱断裂のため2019-20シーズンこそ全休も、デュラントは2007-08シーズンから一線級で活躍を続けるリーグ史に名を残すスーパースター。自らを“バスケットボール・ジャンキー”と語る男は、お金についてこう口にしていた。 「俺はこの立ち位置で18年間もやってこられたことに感謝している。つまり、お金はあくまでその一部であって、本当にフォーカスしてきたことじゃない。俺はうまくなり続けて、自分のゲームを成長させようとしているだけなんだ。いつだってそれが俺にとって主にフォーカスしてきたこと。今の俺には2年間の契約が残っている。その2年間にフォーカスしていく」 サンズ在籍3年目のデュラントは、タイアス・ジョーンズ、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビール、ユスフ・ヌルキッチとともにスターターを務める。プレシーズンゲームを3勝2敗で終えたチームは、マイク・ブーデンホルザー新HC(ヘッドコーチ)の下、24日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で今シーズン初戦を迎える。 バスケットボールを愛してやまないデュラントは、今シーズンも攻防両面に渡ってチームの勝利を助ける働きを見せてくれるに違いない。
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