大屋根リング完成を祝して記念式典 大阪・関西万博
日本国際博覧会協会は13日、大阪・夢洲の大阪・関西万博会場で「大屋根リング記念式典」を挙行した。先月21日にリング全体がつながった。 大屋根リングは25年開催の大阪・関西万博のシンボル的建造物で木造としては世界最大。1周約2キロ、高さは一番高い場所で20メートル。伝統的な貫(ぬき)接合に現代の工法を加えて建設。23年6月に着工。建設費は344億円。 式典には、同博覧会協会の十倉雅和会長、石毛博行事務総長、松本正義副会長らの協会幹部のほか、大阪府の吉村洋文知事、大阪市の横山英幸市長、会場デザインプロデューサーで大屋根リングの設計者藤本壮介氏、工事関係者らが出席した。 十倉会長はあいさつで「大屋根リングは建物の美しさ、景観、そして各国パビリオンが一望できる」と語り、来場をよびかけた。 藤本氏もデザインプロデューサーとして「多様性をいかにひとつにつなぐかに苦心したが、皆さんと創り上げた」とあいさつ。 最後に、大屋根リング完成を祝し、万博テーマソング「この地球(ほし)の続きを」をBGMに立命館大学書道部員2人がパフォーマンス。「いのち輝く輪をつなごう!」と大書した。同大学は万博のプログラム「TEAM EXPO2025」の登録団体。
電波新聞社報道本部