高値で【タマゴ離れ】 「普段買うものはお値打ち価格で」 地元スーパーならではの工夫で歯止め狙う
物価の優等生と呼ばれる「タマゴ」ですが、去年から高値が続いています。 山梨県内のスーパーでは地元ならではの商品展開で「タマゴ離れ」に歯止めをかけようとしています。 【写真を見る】高値で【タマゴ離れ】 「普段買うものはお値打ち価格で」 地元スーパーならではの工夫で歯止め狙う 武藤裕美記者: 「甲府市のスーパー店頭にはタマゴがずらりと並んでいますが、この売れ行きに変化が起きているというのです」 オギノ食品部 武井竜行加工食品チーフバイヤー: 「少しタマゴ離れがある」 県内を中心に店舗を展開するスーパーのオギノです。 こちらでは、去年からタマゴの売り上げが1割ほど減少したといいます。 オギノ食品部 武井竜行加工食品チーフバイヤー: 「毎日使ってもらうものなので、できるだけ点数は維持したい」 その背景には価格の変動が少なく「物価の優等生」と言われてきたタマゴの高値がありました。 JA全農たまごによりますと、Mサイズ1㎏あたりのタマゴの卸売価格は、去年4月と5月に350円と過去最高値を記録。 鳥インフルエンザの影響によるタマゴ不足が引き起こした「エッグショック」です。 その後、今年に入って、一時 180円まで下がるなど価格は落ち着きを見せますが、今月の平均価格は281円と、今年最も高くなるなど高値水準が続いています。 オギノ食品部 武井竜行加工食品チーフバイヤー: 「鳥インフルエンザが2022年と同じぐらいか、少し早いペースで発生しているので、これ以上はやると供給がタイトになるので非常に懸念している」 こうした中、オギノは地元スーパーならではの商品展開で消費者の食卓を支えようとしています。 オギノ食品部 武井竜行加工食品チーフバイヤー: 「オギノのオリジナル商品『星見里(ほくと)のたまご』、6個入りというちょうどいいサイズ感が今おすすめ」 「これだと多いという人には4個入りもある。発売当初の6月に比べると2桁増で伸びている」 少量パックでの提供や北杜市産のタマゴを採用して運送コストを抑えるなど、安定供給に努めています。 オギノ食品部 武井竜行加工食品チーフバイヤー: 「色んなものが値段が上がっている中で、普段買うものはお値打ち価格を強化している。お値打ち価格を強化しているので、タマゴをどんどん買ってほしい」
テレビ山梨