困窮者支援施設建設でCF 北九州、工藤会本部跡地
北九州市のNPO法人「抱樸」が、特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所跡地(同市小倉北区)に複合型福祉施設「希望のまち」を建設するため、クラウドファンディング(CF)を始めた。資材高騰などで事業費が当初予定額の1.5倍、15億円に膨らむ見通しとなったためだ。約2億円不足しており、このうち1億円の確保を目標にしている。 希望のまちは、困窮者が支援を受けながら生活する救護施設や、放課後デイサービスも備える。子どもの勉強スペースのほか、地域の人が集まれる大ホールやレストランも設ける。 抱樸は2020年に工藤会の本部事務所跡地を取得。CFで確保した資金は、融資の返済に充てる。