もし「ダーマの神殿」が現実社会にあったら…? 社会人ならぜひ欲しい『ドラクエ』のあれこれを考察
ファミコン時代の名作『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が、今年11月にHD‐2D版でリメイクされる。それを受け、『ドラクエ』の話題が周囲でも持ちきりの今日この頃。知人と『ドラクエ』の話で盛り上がれるなんて……なんだかファミコン時代に戻ったようだ。 ■【画像】「これは豪華!」スクウェア・エニックスが運営する六本木の「ルイーダの酒場」■ 子どもの頃と大人になってからでは、同じゲームでも受け取り方が変わってくる。無邪気に遊んでいた当時と違って、現実的な価値観でゲーム内容を見つめてしまったりするのだ。そんななか、社会人になってから現実社会に欲しい『ドラクエ』の何かといえば? と考えてみた。装備や呪文、アイテム……いやいや、それ以外に本当に欲しいものを3つ挙げてみよう。
■まるでビジネスマッチングアプリ? 同士を集って大企業からフリーランスまで集められる「ルイーダの酒場」
まずは『ドラクエ3』で初登場した「ルイーダの酒場」だ。ここは、冒険の仲間を集うことができる“出会いと別れの場所”だ。 社会人として仲間を集うとしたら、「研修会」や「勉強会」になるのだろうか。いや、SNSが発展した現代社会であれば、ここは「ビジネスマッチングアプリ」に相当するかもしれない。自分の目的に合う仲間が集う酒場なんて、最高ではないか。 「ルイーダの酒場」では一応、勇者である自分が名刺(プロフィール)を持っていき、目的達成のために協力できそうなタイプ別の人材を探す。 力業でゴリ押し得意な戦士タイプの営業マンや、振り返らない武闘家タイプのマスコミ人、人当たりのいい商人タイプのディーラー、一生懸命で癒し系の僧侶タイプの看護師、頭がよくてずる賢い魔法使いタイプの公務員、遊び人の起業家……などなど。接待じゃないんだから……と思いつつ、全体的になんか楽しそうだ。 なるほど、企業務めからフリーランスまで集められるなら、あらためて考えてみるととても素敵な場所である。ただ、一緒に冒険へと旅立とうものならまとめるのも一苦労な気がするが……。そもそも、それぞれの社会的な“肩書”が何かと影響してきそうだ。 元気がいいのに最後のおいしいところだけ持っていく営業マンなら、プライドと装備品が高そうだし、素早いけど猪突猛進型の武闘家マスコミ人もフォローが大変そう。もちろん、そんなわがままなタイプばかりではないはずなので、自分に適した良い出会いに期待したいところである。 あ、でも宿屋で割り勘にしてきそうな遊び人の起業家ってのもなんか嫌だな。せめて経費で落としてほしい……。