中日6位・190センチの有馬恵叶、佐々木朗希流フォームで160キロ超え目指す 現在は146キロも「まだ身長が伸びています」と伸びしろは未知数
中日からドラフト6位指名を受けた愛媛・聖カタリナ学園高の有馬恵叶投手(けいと、18)=190センチ、78キロ、右投げ右打ち=が26日、松山市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸540万円で仮契約した。「まだ身長が伸びています」と今も成長中の素材型右腕は、ロッテ・佐々木を参考にした投球フォームで160キロ超えを目指す。 伸びしろは未知数だ。身長190センチを誇る有馬。現段階で竜の日本人投手では最も高くなるが、その長身は「191センチになりました」とまだまだ成長期。「電車に乗った時に空気が吸いやすいですね」と笑いつつ、野球でも「角度がある直球、フォークもこの身長があるからより生かせる」と強力な武器となる。 現在は最速146キロ。「これから体重を増やして、馬力が出てきたら…伸びしろはたくさんあると思います」と自己分析する。「まずは球速150キロを目指したい。そこを通過点に、いずれは160キロを出してみたいです」と夢を描いた。 お手本となる存在はロッテ・佐々木。「身長も似ている部分がある」と話す。最も参考にしているのは右投手が踏み込む際の左脚の使い方だ。「自分は右脚で地面を蹴って、加速させた体に左脚でブレーキをかけて、勝手に腕が振られるというイメージ。佐々木投手はその左脚を使った出力がうまい。高校のときからずっと見ていました」と研究を深めている。夢の160キロ超えへ、「まだまだ全体の底上げが必要。体幹トレーニングの強度や難しさの難易度を上げてやっています」。現在は自宅近くのジムにも通い、レベルアップに努めている。
中日スポーツ