「信じられない」佐藤・橋本ペアが世界1位&3位の中国ペアを撃破 卓球WTTファイナルズ
◇卓球WTTファイナルズ第1日(2024年11月20日 福岡・北九州市立総合体育館) 女子ダブルスで世界ランキング9位の佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)が同10位の孫穎莎・王芸迪組(中国)と対戦し、3―1で下して準決勝に進んだ。 カットマン同士の“ひとほの”ペアは第1ゲームを11―6と先取。相手のボールを拾いながら機を見て攻撃を仕掛け、第2ゲームも11―4と圧倒する。競り合いとなった第3ゲームは10―12で落としたが、第4ゲームは11―4。見事に勝ちきった。 シングルスで世界ランク1位の孫穎莎と同3位の王芸迪のペアに快勝。試合後に「相手のペアは(ランキングで)8番目だったけど一番強いと思っていた」と佐藤は言い、橋本は「(勝利に)信じられない。今でも震えている」と率直な思いを口にした。 佐藤と橋本は、1学年上の佐藤がミキハウスに入社した16年からペアを組み、長く一緒に戦ってきた。両者ともカットマンで当初は連係面の構築に苦戦したが、今ではあうんの呼吸を誇る。 今年4月からはWTTのツアー5大会で優勝。実績を重ねてファイナルズへの切符を手にし、中国ペアとの一戦ではそれぞれ磨きをかけてきた攻撃面の鋭さも光った。