ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、ベネチア国際映画祭で遭遇する可能性が浮上 出演作の上映が決定
世界3大映画祭として映画ファンの注目を集めるベネチア国際映画祭が来月開幕する。破局後泥沼のバトルを繰り広げるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、それぞれの出演作が上映されることが明らかになった。 【写真】もう二度と見られない。アンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピットの12年分のツーショットを振り返り
アンジーの作品は彼女が実在のオペラ歌手マリア・カラスを演じた伝記映画『Maria(原題)』。監督は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』や『スペンサー』で知られるパブロ・ラライン監督。前者ではナタリー・ポートマンがジャクリーン・ケネディ・オナシスを、後者ではクリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じ、2人ともアカデミー賞にノミネートされている。『Maria(原題)』はコンペティション部門に出品、アンジーも主演女優として映画祭に来るだろうと見られている。
一方、ブラッドの作品はジョージ・クルーニーとタッグを組んだ『Wolfs(原題)』。トム・ホランドの『スパイダーマン』シリーズで知られるジョン・ワッツ監督のアクションスリラーでアウト・オブ・コンペティション部門に出品される。作品がブラッドとアンジーの代わりにバトルならぬコンペを繰り広げることはないのでひと安心である。
とはいえ会場で2人が遭遇する可能性は残っている。アンジーは2004年に声優として出演したアニメ映画『シャーク・テイル』が出品されたとき、長男のマドックスを連れて出席。ブラッドの主演映画『ジェシー・ジェームズの暗殺』が出品された2007年には彼と一緒にレッドカーペットに登場している。ブラッドは映画『バーン・アフター・リーディング』が出品された2008年にジョージ・クルーニーと一緒に出席。主演作『アド・アストラ』がワールドプレミアされた2019年、プロデュースした映画『ブロンド』が出品された2022年にも参加している。今年も出席するだろうと見られている。
ちなみに今年のベネチアのコンペティション部門には映画『ジョーカー』の続編でホアキン・フェニックスとレディー・ガガの共演作『Joker: Folie à Deux(原題)』やニコール・キッドマン主演の『Babygirl(原題)』、ペドロ・アルモドバル監督作でティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアが共演した『The Room Next Door(原題)』、ダニエル・クレイグとルカ・グァダニーノ監督がタッグを組んだ『Queer(原題)』などが出品されている。またアウト・オブ・コンペティション部門には菅田将暉が主演を飾る黒沢清監督作品『Cloud クラウド』、北野武監督の『Broken Rage』、映画『ビートルジュース』の続編で、ジェナ・オルテガが出演することでも話題の『Beetlejuice Beetlejuice(原題)』が出品されている。開幕は現地時間8月28日(水)。賞の行方はもちろん、レッドカーペットで何が起きるのか楽しみにしたい。