600億円規模、民間主導K-コンテンツ戦略ファンド新設へ…韓国文化体育観光相が意向
【10月08日 KOREA WAVE】韓国のユ・インチョン(柳仁村)文化体育観光相は7日、K-コンテンツのグローバル進出を支援するため民間主導の戦略ファンドを創設する考えを明らかにした。国会文化体育観光委員会の国政監査業務報告の中で述べた。 この日、ユ・インチョン氏は「今年6月、文化体育観光省はK-コンテンツのグローバル4大強国への飛躍戦略を策定し、ゲーム、映像、漫画、ウェブトゥーンなど分野ごとに具体的な革新案を用意した。韓国のコンテンツがグローバル市場で競争力を持ち、先導的な役割を果たせるよう支援することが目標だ」と述べた。 続いて、コンテンツ企業が企画、開発、輸出の段階で資金支援を受けられるように、完成保証制度を改編し、各ジャンルに対する戦略的支援を強化する計画を明らかにした。 ユ・インチョン氏は、K-コンテンツのグローバル進出を加速させるために6000億ウォン(約660億円)規模の民間主導K-コンテンツ戦略ファンドを新規に創設し、これを含め総額1兆7400億ウォン規模の政策金融を供給すると発表した。 このファンドは、コンテンツ企業の創作から流通、海外進出まで段階的な支援を目指すものだ。文化体育観光省は、各ジャンルに合わせた支援を通じてコンテンツ産業のグローバル競争力を強化する。 ユ・インチョン氏は「K-コンテンツが韓国経済の核心的な成長動力として位置づけられた」とし、文化体育観光省がK-カルチャーのグローバル拡散に向けた先制的な戦略を策定したことを明らかにした。そして、今年のK-コンテンツ輸出が過去最大を記録し、文化芸術の著作権貿易収支でも史上最大の黒字を達成したことを強調した。 さらに、ユ・インチョン氏はK-カルチャーと関連産業の海外進出拡大のため、コンテンツ海外ビジネスセンターを2024年までに25カ所に拡大し、関係機関と共同で韓流総合博覧会を推進中だと述べた。観光産業と連携して、国内コンテンツ産業の競争力を高める計画も注目を集めた。 ユ・インチョン氏は「電子旅行許可制度の免除拡大と2024年韓国訪問の年を迎え、さまざまなメガイベントやグローバルフェスティバルを推進し、訪韓観光客2000万人の誘致を目指す。K-観光ロードショーを25都市に拡大開催し、ビザや交通、ショッピングなど旅行環境を改善し、外国人観光客が韓国文化を快適に楽しめるようにする」と強調した。 また、文化体育観光省はAI時代に適合した著作権規範を整備するため、AI業界、権利者、学界、法曹界と議論し、AI著作権制度の改善案を早期に策定する。これはK-コンテンツがグローバル市場でさらに自由で創造的な環境で発展できるよう、制度的基盤を整備することを目的としている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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