行員ら強盗対応を確認 鳥羽署、百五銀支店で訓練 三重
【鳥羽】三重県警鳥羽署は2日、鳥羽市内の百五銀行で、強盗を想定した訓練を実施した。参加した行員や署員らが緊急時の対応を確認し、防犯意識を高めた。 同署は管内の金融機関と連携し、事件発生時の対応能力向上を目的とした防犯訓練を実施。今回は年末警戒(11―31日)を前に、百五銀行鳥羽支店(同市鳥羽)と鳥羽東支店(同市大明西町)で訓練を行った。 鳥羽支店では、模擬凶器の拳銃や液体の入ったペットボトルを持った強盗役の署員らが客を装って来店し、「金を出せ、動くな」などと窓口の行員を脅して金の入ったバッグを奪い、逃走した。行員らは非常通報装置を押し、犯人の特徴をメモするなど適切な対応を確認。犯人の車にカラーボールを投げる訓練もあった。 同署生活安全課の舘佳奈子課長は「訓練を通じて日頃からシミュレーションをしてもらい、お客様とご自身の命を守る行動を取ってもらいたい」と講評。鳥羽支店の担当者は「訓練を経験し、非常に有意義だった。各自の役割分担を再確認したい」と話した。