鳴門市文化会館 耐震改修工事業者を再選定 大林組・井上建設・亀井組による共同事業体【徳島】
JRT四国放送
鳴門市文化会館の耐震改修工事で選定された業者が辞退したり、予算の上限価格を超えていたりしたため、失格となるなどしていた問題で、鳴門市は10月30日、新たに設定した予算額で2回目の公募型プロポーザルを行い、業者を選定したことを明らかにしました。 優先交渉権者に選ばれたのは、大林組と井上建設、亀井組の3社による「特定建設工事共同企業体」です。 鳴門市文化会館は、建設から約40年が経過し、「震度6強以上の地震で倒壊する危険性が高い」として、耐震改修のため2021年4月に休館、鳴門市では事業を委託する業者を公募型プロポーザルを行いましたが、公募に応じた2つの事業者のうち1社は辞退、もう1社も、提案が当時の上限価格の54億5000万円を超えていたため、失格となっていました。 このため鳴門市では2024年9月に事業費の総額を59億7000万円に引き上げ、再び公募型プロポーザルを実施、選定委員会を経て30日、大林組など3社による共同事業体を選定しました。 市では11月中に議会の議決を経て、業者を確定させ2025年度に着工、2027年6月中のオープンを目標に、事業を進めていくとしています。