小池百合子都知事（中央）を表敬訪問した「ミセスユニバースジャパン2024」のファイナリストたち。左から公文暁子さん、大出友美さん、石田優弥さん、浜四津景子さん、吉野麻衣子さん、1人おいてベリッシマジャパン大島一恵代表取締役、坂下浩子さん、遠藤京子さん、鷹野智代さん、佐藤由己さん（撮影・野上伸悟）

　人生経験を糧に新たな挑戦に挑む女性を応援するコンテスト「ミセスユニバースジャパン」ファイナリスト9人が17日、東京都庁の東京都の小池百合子知事（71）を表敬訪問した。 　同コンテストは美しさだけでなく、社会貢献への思いや行動力を重視。女性の社会的地位の向上をテーマに掲げ、07年より開催。世界大会では約80カ国の中からそれぞれ選ばれた代表のミセスたちがこれまでの経験を元にチャリティーや社会貢献活動を推進、実施するアンバサダーを担う。 　小池氏はファイナリストに「家庭を持ったり、お子さんを育てながらこのような活動ができるのはエネルギーの塊ですね。社会で活躍できるエネルギーがあふれていると思います」とエールを送った。 　今回の表敬訪問には厳選なる審査を通過した45人から多彩な9人が参加。心理カウンセラーなどの資格を持つ、「自殺者を減らす」という志を実現するため結婚相談所を起業した、吉野麻衣子さん（46）は「DVをはじめ、苦労している女性を多く見てきて、周りには自殺をするような悲しい経験もあった」とした上で、小池氏に「リーダーシップを持って憧れられる存在。表敬訪問を通じて、多くの人を助けられる存在になるために考える場にしたい」と語った。同コンテスト世界大会の運営やキャスティングを行うベリッシマジャパン株式会社代表の大島一恵氏は「女性活躍や社会貢献への思いをお伝えしたい」とした。 　小池氏は東京都知事選（20日告示、7月7日投開票）に出馬を表明している。ファイナリストからの言葉に「人口の半分は基本的に女性でありながら、日本の女性の活躍の場は残念ながら、潜在意識のある社会で絞られている。もっと女性の皆さんが輝ける東京にしたい」と力を込めた。