広島に敗れ、磐田ゴール裏から厳しい声。矢面に立った指揮官は「選手たちは本当に良く戦ってくれた」と熱弁
「サポーターの想いは本当に僕らにも届いてます」
降格圏の18位に位置するジュビロ磐田は10月6日、J1第33節で首位のサンフレッチェ広島とホームで対戦。前半に佐々木翔のゴールで先制されるものの、52分にセットプレーの流れから、最後は松原后が得点し、同点に追いつく。しかし、78分に加藤陸次樹に決められ、1-2で敗れた。 【PHOTO】首位チームを相手に戦う選手たちに最後まで大声援を送ったジュビロ磐田サポーター! 試合後には、ゴール裏のサポーターから厳しい声が上がり、横内昭展監督が珍しく熱くなる場面もあった。 そのシーンについて指揮官は以下のようにコメントした。 「まず、サポーターの想いは本当に僕らにも届いてます。我々以上に本当に悔しい思いをしているのも、すごく理解していて…」と、サポーターの要望を受けて、ゴール裏へ対話に行ったという。 その際に、「もっとしっかり戦ってくれ」との声があがり、「今日のゲームに関しては、選手たちは本当に良く戦ってくれた。非があるとすれば僕にあると思う。なので、(そういう言葉は)僕に向けてほしい。恐らくその方も僕に向けて言ったとは思うのですが、ただ、僕らは微塵も諦めてないですし、これからも本当に信じて戦い続けるので、続けて応援してください」との想いを込めたという。 広島戦はミラーゲームに持ち込むために、従来の4-2-3-1から3-4-2-1へ布陣を変更して臨んだ。広島にスペースを与えず、選手たちからも「狙いがはっきりしていてやりやすかった」「対策は十分に発揮できた」と声が上がったように、首位チームとも上手く渡り合った。 なによりも必要だった勝点は積み上げることができなかったものの、「下を向く必要もないし、絶対に次につながるゲームだったと思います」と指揮官は選手の奮闘を称えた。 取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
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