青木さやか「誕生日に恒例の人間ドックを受けたら、悪玉コレステロールが高かった!さぁ春だ!毎日少し歩こうか!」
青木さやかさんの連載「50歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、50歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。 今回は「人間ドックを受けた人」です。 【写真】娘が作ってくれた誕生日ケーキ * * * * * * * ◆年に一度の人間ドック 誕生日あたりに毎年いくところ、人間ドック。 やたら忘れっぽいわたしだが、誕生日はかろうじて覚えているし有り難いことにWikipediaに載っている。ちなみにWikipediaは間違っている情報も多いがわたしの誕生日は合っている。 わたしは五年前に肺がん手術を経験しているので、肺のCTは呼吸器内科の決まった先生に診てもらっているが、それ以外は一年に一度のドックでチェックする。 今年は数年ぶりの脳ドック、大腸カメラもプラスして(大腸は後日)、朝の8時半に受付を済ませ、検査服に着替え、言われるがままに次々と検査をしていく。 聴力→視力→体重身長(見たくないから目をそらす!)→血圧→骨密度→脳MRI→腹部エコー→婦人科健診→マンモグラフィ→乳房エコー→胃カメラ(血液もこの時にとってもらう)
◆バリウム検査と比べ、胃カメラはラク 前はバリウム検査をしていた。 バリウム検査とは白い液体を飲み、機械に立ち、ぐるぐると機械が動いて撮影していくものなのだがこの時の白い液体がなにしろ苦手で、飲みきることが難しく辛かった。 それに比べれば、胃カメラはわたしはラクだ。とろっとした液体は少し飲むが、それほどのクセはなく少量。そのあとはベッドに横になり、点滴を入れる、「なんか、痛いです」と麻酔が身体に入ってきたときの腕の痛みを確かに看護師さんに伝えた記憶はあるが、そのあとの記憶は曖昧で、一体いつカメラを口から入れたのかさえ覚えていない。気づいたら終わっていて、看護師さんに促されてベッドから起き上がり、別室へ移動して「しばらく横になっててください~」という声が遠くで聞こえたような気がする。そしてたぶん10分後くらいには、スッと立ち上がって歩いていた。 怖がりのわたしだが、胃カメラへの恐怖は、ほとんどない。同様に大腸カメラも全然平気だ。ちなみに大腸カメラの前に飲む大量のお水や液体は嫌いではなく、大腸の中から何もなくなるのは、とてもすっきりとして、むしろ好きだ。その大腸カメラは別日にね、というわけで 今日のところの検査結果を聞いておしまいになる。おかげさまで、ここまでは大きな問題はなかったようだが一つだけ。
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