ニセコが世界中の自転車愛好家から注目 2026年UCIグランフォンド・ワールドチャンピオンシップ
ニセコが世界中の自転車愛好家から注目 2026年UCIグランフォンド・ワールドチャンピオンシップ
2026年、アマチュア自転車競技の最高峰である「UCIグランフォンド・ワールドチャンピオンシップ」が、北海道ニセコで開催される。6月に自転車競技の世界統括団体であるUCI(Union Cycliste Internationale)は、この権威ある大会の開催地としてニセコを選定し、2026年8月に大会を実施することを正式に発表している。ニセコはアジアで初めてこの世界的な大会を開催する地として、サイクリストの注目を一心に集めることになる。
世界からホビーライダーが集まるUCIグランフォンド・ワールドチャンピオンシップ
UCIグランフォンド・ワールドチャンピオンシップは、アマチュアサイクリングの世界一を決める大会であり、世界中から選ばれたトップアマチュア選手が集う。年に一度開催されるこの大会は、出場権を持つ選手のみが参加できるため、出場自体が大きな栄誉とされる。 この大会に参加するためには、世界各地で行われる「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」の各予選イベントで上位25%に入ることが条件となる。つまり、誰でも参加できるわけではなく、世界中の予選を勝ち抜いた精鋭たちが一堂に会する。UCIグランフォンド・ワールドチャンピオンシップは、ホビーレーサーにとって、まさに夢の舞台だ。 2024年デンマーク・オールボー大会には74か国から2560人が参加しており、世界中からライダーが集まる大会として注目されている。さらに同大会では高岡亮寛選手が日本人初の世界チャンピオン(45-49男子)に輝いており、日本のホビーレーサーの活躍にも注目が集まる。
予選となるUCIグランフォンド・ワールドシリーズについて
UCIグランフォンド・ワールドシリーズは、アマチュアサイクリストが参加する一連の国際自転車レースイベントで、年間を通じて世界中で開催される。シリーズ全体で20~30のイベントが行われ、それぞれがUCIグランフォンド・ワールドチャンピオンシップへの予選を兼ねている。これらのイベントでは、年代別のカテゴリーに分かれた競技が行われ、各カテゴリーで上位25%に入ることで、ワールドチャンピオンシップへの出場権を獲得できる。 UCIグランフォンド・ワールドシリーズの目的は、世界中のアマチュアサイクリストに競技の場を提供し、地域のコミュニティとつながりを深めることにある。レースは通常、タイムトライアルやロードレース形式で行われ、参加者は自分の実力を試し、同じ志を持つ他のライダーたちと競い合うことができる。