【ハイライト動画あり】明治大学、選手のコメントで振り返る帝京大学戦。ラグビー関東大学対抗戦
関東大学対抗戦、明治大学の第5戦は、昨年度の全国大学選手権王者・帝京大学戦。11月のテーマである『タイト』を掲げ、因縁の相手との大一番に臨んだ。 【ハイライト動画】帝京大学 vs. 明治大学|明治、後半反撃するも帝京が勝利
試合開始早々帝京大にビッグゲインを許し、不安の残る立ち上がりに。前半6分に先制トライを奪われると、14分にはゴール前の連続攻撃から失点し、早くも14点のリードを許す展開になった。
「いきなりトライを取られて、焦って前のめりになって、エリアマネジメントもしっかりできなかった」(FB/フルバック金昂平・政経4=大阪朝鮮)。
流れが帝京大に傾きかけた18分、SO(スタンドオフ)伊藤龍之介(商2=国学院栃木)のハイパントキックからチャンスを得るも、帝京大の堅守に阻まれ得点できず。
3トライ目を奪われた直後の25分には、キックチャージから敵陣ゴール前でチャンスをつくったものの、ブレークダウンのわずかな綻びからターンオーバーを許し、好機をモノにすることはできなかった。
「(帝京大の)フィジカルが僕たちよりも1段階レベルが高い中で、2対1の場面を作れなかったところが大きかった。1人1人のボールセキュリティーの部分が甘かった」(右WTB/ウイング白井瑛人・商1=桐蔭学園)。
ゴールラインが遠い明大は32分、敵陣22mライン付近のラインアウトから連続攻撃を左右に展開。左にボールを回し右CTB(センター)秋濱悠太(商4=桐蔭学園)がギャップを突き、サポートについていた白井がボールを受け取りインゴールに飛び込んだ。
このまま得点を重ねたい明大だったが、その後は2トライを立て続けに奪われ、7-33の大量ビハインドで試合を折り返す。
後半も最初に帝京大に得点を許したものの、後半9分に明大の見事な攻撃が光った。敵陣中盤から攻撃を20フェーズに渡って継続。着実に前進すると、左でパスを受けた白井がディフェンスを次々といなし、インゴールにグラウンディング。
「点差がついたが、明治としても終われなかった。明治のプライドを体現できた」(白井)。