風船を飛ばし節目を祝う参加者＝霧島市のＪＲ大隅横川駅

　県内最古の木造駅舎ＪＲ大隅横川駅で３日、鹿児島県霧島市横川地区の「二十歳の祝典」があった。節目の年を迎えた３４人が夢や抱負を記した色とりどりの風船を快晴の空に飛ばし、門出を祝った。 【写真】風船に夢や目標を書き込む参加者＝３日、霧島市のＪＲ大隅横川駅

　華やかな振り袖やはかまに身を包んだ参加者は、駅舎の中で旧友との再会を喜び合い、恩師の激励に耳を傾けた。その後、風船に目標や願い、感謝の言葉を真剣な表情で書き込んだ。 　市内の療育施設に通う比良田愛さん（２０）は、ケアサポーターの資格を取るために勉強中。風船に「資格取得」と書いて飛ばし、「障害者の精神面をサポートできるようになりたい」と話した。