福岡市にアジアに誇れる野球場を! 「『福岡市民球場』夢を叶える市民の会」が集めた3万5193人の署名を福岡市に提出
福岡市に「市民のための球場」を! 「『福岡市民球場』夢を叶える市民の会」が集めた3万5193人の署名が4日、同会を運営するNPO法人「部活ガンバ」の森省三理事長から福岡市市民局の舟越伸一局長へ手渡された。 ■センバツに出場するのは!? 秋季九州大会全結果はこちらから かつての「野球の聖地」で、福岡市中央区にあった平和台球場が1997年に閉鎖されて以降、福岡市内にはアマチュア野球で公式の大会を実施できるような野球場がない。 福岡県高野連には福岡市内の29校が加盟しているが、夏の全国高校野球選手権福岡大会をはじめとする公式戦は天候などで急な日程変更がない限りは福岡市内では行われず、プロ野球のソフトバンクの本拠地みずほペイペイドームもアマチュア野球ではなかなか利用できないのが現状だ。 そこで市民のための球場建設を目指して2012年に市民の会が発足。県内の高校や中学、少年野球チームなどを中心に署名を集めた。森氏は「福岡市は将来、アジアの中心都市となるでしょう。アジア各国が参加する国際大会が開催できるような施設、アジアのアマチュア野球が目指す球場が福岡市にあってもいいのではないかと思います。施設があれば子どもたちも生き生きするでしょう」と訴えた。 舟越局長は「いろいろな競技からご要望があり、いろいろな視点で取り組んでいかなくてはいけないと思っています。市民球場となるとすぐには難しいですが、3万5000以上の球場の整備を求める声をしっかり受け止めさせていただいて、今後もスポーツ施設の整備に取り組んでいきたい」と話した。市民の会は福岡市内での球場建設を求める活動を今後も続ける。(前田泰子)
西日本新聞社