ふるさとの川にホタルの幼虫を放流 小学生が卵から孵す 長崎大水害での犠牲者慰霊【長崎市】
テレビ長崎
長崎市の小学生が学校内で育てたホタルの幼虫を、ふるさとの川に帰しました。 長崎市の中島川の上流、本河内3丁目・御手水川です。 昼休みを利用して、伊良林小学校の5・6年生16人がやってきました。 この川で、親ボタルを採取し卵から孵しました。 伊良林小学校では昭和57年・1982年の長崎大水害の翌年から、犠牲者を慰霊するためホタルを飛ばそうと飼育を続けてきました。 手にしているのは、2024年6月上旬から校内で育ててきた幼虫です。 3cmほどに育った165匹をふるさとの川に帰しました。 児童は 「ホタルが元気に育ってほしいな」 「きれいにたくさん飛んでほしいという思いがあって」 「大変なこともあったが楽しかった」 「いっぱい飛んでくれるような景色を思い浮かべて(放流)。大変だったけど、やっとこれで終わって、御手水川に流してよかった」 2025年5月には観賞会を開く予定で、今後も新たなメンバーでホタルを育てることにしています。
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