40代こそ「苦手」に挑戦することが自信につながる|悟空のきもち 代表・金田 淳美さん|STORY
――今後の展望を教えていただけますか? 1月に香港にお店を出したばかりで、自分のやりたかったこと思っていたことは、結構やりきりました。今後はお店を、会社の発展を見ていきたいなと思うようになってきました。自分がNOと言ってきたものも、今後は受け入れてみたら違うことができるかもしれない。新しい文化を考えるためのお店の出し方や会社の作り方をしていきたいと思っています。
頭の中に浮かんだことは、幼稚園生がよく使う画用紙に書き込みます。どんどん書き込んでいるうちに、考えがまとまっていきます。これが無くなると不安なので、100円均一ショップで大量買いしています(笑)。 ――STORY世代でこれから仕事を始めたいと思っている方にアドバイスや、マインドの持ち方などあれば教えてください。 もし挑戦をするとしたら、自分の得意なものを探そうとはしない方がいいと思います。自分は何が向いているかとか、自分は何が得意か、みたいなことを探して、何かを始めようとした時40歳だったとします。40歳にもなるとしっかりとプライドができているし、しっかりと頑固なんですよね。それで何か得意なものとか自分のできるものをやろうとすると、できていなくても「いや、できてる」と思い込んでしまうし、できていないことに対して傷ついてしまう。 私が今挑戦していることは自分の得意なものではなく、自分が苦手なものだったり、向いていないと言われたことばかりやってるんです。そうすると駄目って言われても「そもそも苦手だしそもそも向いていませんでした」と思えるし、逆にそれができたりしたら、「あれ意外とできたんだ」とプラスに考えられます。 苦手なものとか、無理って言われたものはどっちにも転ばなくて、それがうまくいったら自信になるだけ。楽しい挑戦にしかならない。だから、苦手なこと、やっていなかったことにぜひ挑戦してもらいたいです。 撮影/BOCO 取材/加藤景子