「いきなり中井貴一くんと二人きりに」衝撃の『ふぞろいの林檎たち』デビューから45年 高橋ひとみが振り返る役者生活の原点「いまだに超えることができない」
── 時代を代表するようなヒット作に多数出演され、存在感のある演技で活躍しつづけてこられました。 高橋さん:私自身の力というわけではなく、作品や共演者、スタッフの皆さんに恵まれてきた結果だと思います。『私をスキーに連れてって』や『スケバン刑事』も、いまだに「観ていましたよ」と言っていただくことがあって、嬉しいですね。 ドラマを観て育った方たちがいまでは作り手になって、一緒にお仕事をさせてもらうことも増えてきました。ですが、私にとって女優の原点は、やっぱり『ふぞろいの林檎たち』ですね。あの出会いがなければ、いまの私はいません。いまだに超えることのできない大切な作品です。
PROFILE 高橋ひとみさん 1961年東京都生まれ。1979年、寺山修司演出の舞台『バルトークの青ひげ公の城』で女優デビュー。83年に『ふぞろいの林檎たち』でドラマに初出演。現在まで数多くのドラマや映画、舞台に出演し、近年はバラエティ番組や情報番組などでも活躍している。2015年より、南アフリカ観光親善大使、19年より大田区観光PR特使を務める。現在、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演中。
取材・文/西尾英子 画像提供/ホリプロ
西尾英子