【NFL】2勝5敗でもジェッツを信じるQBロジャース、「信じる力は雪玉が雪崩を引き起こすようなもの」
クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはグリーンベイ・パッカーズ時代に苦境に立たされた際、「R-E-L-A-X(リラックス)」といった言葉を使ったり、「全勝できる」と公言したりすることで、チームが立ち直るきっかけを作ってきた。
先発QBとしてロジャースが初めて万全な状態でレギュラーシーズンを戦う中、ニューヨーク・ジェッツは4連敗を喫し、現在2勝5敗という厳しい状況に追い込まれている。そこでロジャースは「雪崩」という新たな戦いの合言葉を掲げた。
現地22日(火)、ロジャースは毎週出演している『The Pat McAfee Show(ザ・パット・マカフィ・ショー)』で「俺たちはこの状況を以前にも経験している」と語った。
「“俺たち”というのは俺とこれまで一緒にプレーしてきた仲間のことだ。2014年のシーズン第4週に入る前、一部で話題になった“R-E-L-A-X”の発言があったが、それがきっかけで状況を立て直した。でも、みんなが忘れているのは、2016年の4勝6敗の時だ。あの時はしばらく不振が続いて、テネシー・タイタンズの本拠地では大敗を喫した。でもその後に8連勝してNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに進んだ。最終的にはアトランタ・ファルコンズに負けたけど、本当に楽しい戦いだった」
「俺たちは勢いに乗り始めて、自分たちを信じるようになった。信じる力は雪玉が雪崩を引き起こすようなものだ。そういうことがいま必要で、そのきっかけは俺が作る」
しかしながら、今のところ雪だるま式に勢いを増しているのは、収拾がつかないジェッツのシーズンだろう。
ロンドンでミネソタ・バイキングスに23対17で敗れた試合は、現在続く連敗の中で2敗目となり、この直後にオーナーのウッディ・ジョンソンはヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーを解雇している。才能あるロースターを活かすため、暫定的に守備コーディネーター(DC)ジェフ・ウルブリックが指揮を執ることになった。