デパコス売り場でタッチアップしてもらった後に「買いません」と言えますか? 断れない女の末路【とっちらかり女子】
思考も部屋も人生も、気が付いたらなにかもとっちらかってる……通称「とっちらかり女子」の生態について綴るこの企画。 第4回は、強面なのに断ることが苦手なとっちらかり女子です。
私、断れない女なんです
とにかく第一印象で「顔がこわい」と言われ、高身長であることから、担任教師から「体も態度もデカい」と言われた筆者。しかし、強面なのに、ある弱点があります。それは「断れない」こと。 みなさんは、デパコスのカウンターで、気軽にタッチアップしてもらえますか? 私はできません。私はすごく敏感肌なので、試してからじゃないと買えません。それでも、カウンターに行くのって、めちゃくちゃ勇気がいります。「このファンデーションが気になるんですけど……」そう言ってタッチアップしてもらったとして、最後に必ず「いかがなさいますか?」って聞かれるじゃないですか。断れない性格の私にとっては、もはや恐怖の言葉です。あれ、断れる人っているんですか? デパコスってやっぱり気軽に買える値段ではないので、「ちょっと考えます」とか言ったこともあります。すると、さっきまでにこやかだったBAさんが、「そうですか、わかりました」とめちゃくちゃ真顔で、すごい低いトーンで言うんですよ。あれがこわくてこわくて。もちろん、顔色一つ変えずに親切に対応してくださる方もいらっしゃいますけどね。
BAさんの“圧に”耐えられない
しかもBAさんって、「こちらの下地とすごく相性が良くて」「今、限定のコレクションが出ているんですよ」「1万5千円以上お買い上げでプレゼントがお渡しできるんです」みたいな感じで、どんどん他のものをお勧めしてくるじゃないですか。もちろん売り上げを上げなきゃいけないから仕方ないと思いますし、いろいろ紹介してもらったほうが嬉しいというお客さんもいることと思います。でも、お勧めされたものを全部買っていたら何万あっても足りません……。 タッチアップしてもらったら、何か一つでも買わなあかん。そう思ってしまうので、貧乏性の私は、よほどのことがない限りデパコスカウンターには行かんとこう、という発想になるんです。 最近デパコスのBAさんの対応の違いがSNS上でよく話題になります。もちろん、親切にいろいろ試させてくれるBAさんもいますが、一方で中には買わなかったら「もうタッチアップはしません」と言う人もいた、なんて声も。本当はいろいろと気軽に試せたらいいのですが、気が弱い人間はなかなか難しそうです。
ヒオカ