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茨城・神栖市の太陽光発電所で7月13日、男が巨大なはさみを使用し、銅ケーブルを盗もうする事件が発生した。 しかし男は途中で、何も盗まず立ち去った。 犬を散歩していた男性に気づき、見つかるのをおそれたためと被害者は推察している。 【画像】太陽光発電所に忍び込み、ケーブルを切断しようとする男の犯行の一部始終（計8枚）

巨大はさみ持ち込むも…何も盗まずに発電所を出る

茨城・神栖市で7月13日午前6時前、太陽光発電所の前に白の車が現れた。 降りてきた顔を隠した人物の手には、巨大なはさみのようなものがあった。 男は入口のカギを壊し、発電所の中に侵入した。 狙いは銅でできたケーブルとみられる。 男は、発電所の銅線ケーブルを狙った“巨大はさみドロボー”だった。 男は持ってきた巨大はさみでケーブルを一気に切断しようとするが切ることができず、足まで使って試行錯誤していた。 しかし、何度やっても切れなかった。 防犯カメラ映像を見た被害者は、「慣れてないというか、下手したらこいつ初めてなんじゃないか」と推察する。 別の場所でも、なかなか切断できずにいると、突然、きびすを返し、何も盗まずに発電所を出て行った。 何も盗まずに立ち去った理由を、被害者は「散歩しているおじいちゃんのおかげです」と話す。

ケーブル破損…損害は約100万円

ドロボーが立ち去った数分後、2匹の犬を散歩させる男性の姿があった。 被害者は、「お父さんと犬2匹だったと思う。指示役は、それが見えたと思う。携帯かなんかで連絡入れて、『おい!やべーからちょっと引き上げろ』と」と、散歩する男性に犯行を目撃されると思い、途中で犯行をやめたのではないかと推察している。 一部のケーブルは破損していて、損害は約100万円にのぼるという。 男の犯行に対し、被害者は「大きいはさみを持ってたよね。あれでバッサリ。まあまあ、よくもやりやがったなと」、「困ったも困ったですよ」と語った。 被害者の男性は被害届を提出し、警察は窃盗の疑いで捜査中だ。 被害者は男の犯行に対し、「犬の散歩なんて日常の日課ですよね。そういう下調べもしない、間抜けな泥棒と言うんですか」とあきれたように話した。 （「イット!」10月8日放送より）