阪神・岡田監督に「最低この2年間だけでも十分やっていただいた価値があった」阪急阪神HD・角会長【一問一答】
「ヤクルト7-2阪神」(28日、神宮球場) 阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫会長(75)が28日、デイリースポーツの単独取材に応じた。2年前に自らが招聘(しょうへい)に携わり、契約最終年を迎えている岡田彰布監督(66)の去就について、阪神サイドに判断を一任していることを明かした。昨季日本一に導いた手腕や理論を高評価。この日、巨人の優勝が決まって球団史上初の連覇は逃したが、常勝チーム構築へ向けて“岡田イズムの継承”をする必要性も激白した。一問一答は以下の通り。 【写真】阪神球団史上初の連覇が消滅 ベンチの岡田監督の顔が険しすぎる ◇ ◇ -来季も岡田阪神を見たいというファンの声も。 「常にトップを目指せる球団に育ててほしいということで、2年かけて礎を築いてもらった。今年どうなるかは別にして、その後のことはまたタイガースが判断すればいいということで。本来は阪急阪神が一緒になったとき、エンターテインメントについてタイガースは阪神、宝塚は阪急、というすみ分けにしてますので。私は答えようがない(笑)」 -岡田監督への思いは。 「よくやってくれたと思っています。監督自身が解説時代も含めて、レベルアップをされているんで。よその球団も経験したり、非常に視野も広くなって、ビジョン的にも奥行きができていると思います。最低この2年間だけでも十分やっていただいた価値があったなと。クライマックスシリーズがあるわけだから、そこでも頑張ってくれたらいいと思います」 -岡田監督との面会予定は。 「もし立場が変わるんであれば、もちろんお礼しないといけないので、お会いしますよ。ただ継続された場合は、私が出て行くことではないので。どういう方向になるか決まってからの話ですね。基本的に杉山君がオーナーでいますので」 -杉山オーナーの思いを感じることは。 「ちょっと前にはいっぺん話しましたが、最近は会っていないので」