冬の乾燥で「頭皮がかゆい!」見直すべき毎日の習慣|美ST
毎日ちゃんとお風呂に入っているのに、頭皮がかゆい…。冬になってから、そう感じることが増えていませんか?冬は空気が乾燥するため頭皮も乾燥しやすくなります。今回は、かゆみの原因と頭皮の乾燥対策を紹介します。ぜひ参考にしてください。
1.頭皮が乾燥でかゆくなる原因
頭皮が乾燥するとかゆみが発生します。冬は春や夏に比べて空気が乾燥しやすいため、頭皮が乾燥しやすくなるのです。 通常であれば、頭皮は「バリア機能」によってあらゆる外部刺激から守られています。しかし空気の乾燥によって頭皮の水分が保たれなくなると、このバリア機能が低下して、外からの刺激を受けやすくなります。すると炎症を起こしやすい状態になり、かゆみが生じるのです。 冬の空気の乾燥以外にも、頭皮がかゆくなる原因として以下のようなことが考えられます。 ①髪の洗いすぎ 髪の洗いすぎが原因で、頭皮が乾燥してかゆみが発生することがあります。一度の入浴で何回もシャンプーをしたり、1日に朝晩2回お風呂に入ってどちらもしっかり髪を洗ったりしていませんか。髪の洗いすぎは頭皮の保湿に必要な皮脂も洗い流してしまい、かえって頭皮の乾燥を促してしまいます。 ②更年期の影響 更年期になると、頭皮のかゆみが生じることがあります。更年期には女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下します。エストロゲンは「皮脂の分泌を抑える」「肌に潤いを与える」といった重要な働きがありますが、分泌量が低下することで頭皮の水分を保てずバリア機能を低下させてしまうのです。
2.頭皮の乾燥はフケ・薄毛の原因にもなる
頭皮の乾燥は、フケや薄毛の原因になる場合もあります。フケは、頭皮の皮膚がはがれ落ちたものです。頭皮の乾燥状態が続くと、本来ならはがれ落ちる必要のない皮膚まではがれ落ちてしまうためフケが増加する可能性があります。乾燥したフケが多い場合、「皮脂欠乏性湿疹」という症状を起こしているかもしれません。これは、頭皮の皮脂が足りず乾燥していることが原因で生じる症状です。 また、乾燥した頭皮は血行が悪くなります。頭皮の血行が悪いと、毛が抜けやすくなり薄毛につながる可能性もあるため注意が必要です。