『ドラクエ』歴代リメイク版に賛否両論「改善されてもキツい」「改悪すぎる…」
リメイク版で改良されても最強ラスボスはキツイ!?
2024年11月に発売されたHD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、リメイク作ながら、全世界出荷、ダウンロード販売本数が200万本を突破するヒット作となりました。すでに『ドラクエ3』をプレイ済みのファミコン世代も美麗になったグラフィックで懐かしさに浸れ、新規プレイヤーも楽しめる親切な設計です。 【画像】え…?そこを隠すな! コチラがリメイク『ドラクエ』の賛否ある「あぶない水着」です(4枚) とはいえ、追加された新職業「まもの使い」が強力過ぎるなど、ゲームバランスの面をはじめとして、リメイクの出来には賛否両論があがっています。さまざまな新要素が追加されましたが、スーパーファミコンでのリメイクで好評だった「すごろく場」の廃止が明らかになった際には「ガッカリ」という声があがりました。 オリジナル版への思い入れが強いほど、リメイク作に対するファンの目はシビアにならざるを得ないのでしょう。歴代「ドラクエ」のリメイク作が発売される都度、ファンの間では厳しい声があがってきました。 「鬼畜」と呼ばれるほどの難易度の高さが今でも語り草になる、ファミコン版『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』は、ラスボスである「シドー」の強さもすさまじいものでした。守備力が高く、高ダメージを与えづらいうえに、「ベホマ」でHPを全回復されてしまいます。スーファミ版をはじめとするリメイクでは、ベホマを使わないよう変更されましたが、その代わりにHPがケタ違いに高くなってしまいました。 また、ファミコン版でのシドーの行動パターンは炎や眠り攻撃、ベホマのみでしたが、2回攻撃、「スクルト」や「ルカナン」を使うなどバリエーションが増えました。「ベホマがなくなっても、これはこれできつい」と、リメイク後も歴代最強ラスボス候補としてファンの間で語られています。2025年に発売予定のHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』では、どのような変更が加えられるのか気になるところです。 HD-2D版『ドラクエ3』では新要素として、「はぐれモンスター」を保護し、戦わせる「バトルロード」が追加されました。『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の第1章で「ライアン」の仲間になる「ホイミン」が「仲間になるモンスター」の先駆け的存在でした。続く『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』では「仲間モンスター」システムが導入され、旅の仲間に加わったモンスターたちは、人間キャラクターと肩を並べての活躍を見せました。 『ドラゴンクエストVI 幻の大地』でも、規模は縮小しつつも仲間モンスターシステムは継続されましたが、リメイク版では、仲間に加えられるのは8種のスライム系のみとなってしまいました。しかも、戦闘で倒して仲間になるのではなく、町や村にいるモンスターに話しかけてスカウトするというシステムに変更されました。 『ドラクエ6』では転職システムが採用され、人間キャラクターが多彩な能力を身に着けられることもあり、仲間モンスターが活躍できる場面が限られてしまったともいえます。しかし、仲間モンスターシステムは非常に人気が高く、再リメイクでの復活を期待する人も多いでしょう。 HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』: (C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX (C)SUGIYAMA KOBO (P)SUGIYAMA KOBO
マグミクス編集部