ホープフルステークス2024の見どころ・予想|クロワデュノールを絡めた4頭の3連単ボックスで勝負
12月28日に中山競馬場で行われるホープフルステークス(G1/芝2000m)。年末を彩る若駒たちによるレースの見どころと予想を紹介する。 【動画あり】香港カップは最内枠から好スタートを切って好位につけたロマンチックウォリアーが最後の直線でも余裕の手ごたえ!2着はリバティアイランド、3着にタスティエーラ
傾向
ホープフルステークスは、翌年のクラシック戦線を占う重要なG1レース。コース特性としてスタート直後に下り坂があり、最初のコーナーまでの距離が短いため、先行争いが激しくなる。直線は短く急坂が待ち構えており、スピードに加えスタミナやパワーが求められる。脚質は先行・差し馬が優勢で、逃げ馬は粘り込みが難しい傾向。2年前は14番人気のドゥラエレーデが制したが、1番人気馬の信頼度は高く、過去の結果では好成績を収めることが多い。ペースはミドルからスローになりやすく、瞬発力勝負が主流だが、展開次第では先行馬が粘り込むこともある。
予想
2歳の若駒が争う難解な一戦は、注目馬4頭をピックアップする。 クロワデュノールは、無傷の2連勝で東京スポーツ杯2歳ステークス(G2/芝1800m)を制した実力馬。前走では体重が24キロ増加していたが、上がり3ハロン33秒台の末脚を見せるなど、成長を示すパフォーマンスを披露。今回初の右回りが課題だが、タフな中山コースにも対応できる器と見る。鋭い差し脚がこのメンバーでも光るかが注目ポイント。 ジョバンニは、デビューから3戦1勝2着2回と安定感抜群。最内枠を活かして好位につけることができれば、中山の急坂も問題なくクリアできそうだ。瞬発力勝負には分が悪いものの、展開がハマれば上位争いに加わる可能性は十分ある。初重賞制覇を狙うには絶好の舞台と言える。 マスカレードボールは、今回の大外枠は不安材料だが、ジョッキーは有馬記念(G1/芝2500m)を好騎乗で制した戸崎圭太。脚質的には自在性があり、レースの流れを読む戸崎の手腕が試される。中団からの競馬でもしっかりと末脚を繰り出せるタイプで、展開次第では上位進出が可能。騎手の経験値が勝負の鍵を握る。 ヤマニンブークリエは、前走の黄菊賞では、先行策から2着に粘り込む堅実な走りを見せた。勝ち馬は朝日杯フューチュリティステークス(G1/芝1600m)で2着に入った実力馬であり、そのパフォーマンスは評価できる。中山の舞台でも先行力を活かせれば上位争いに絡むチャンスがある。