【逸材高校生進路一覧】昨年の高校球界を沸かせたスターたちはどこへ行く!?
2023年の高校野球界の話題をさらったスラッガー、佐々木 麟太郎内野手(花巻東出身)が、米国の名門、スタンフォード大に進学することが決まった。高校通算140発の記録を樹立するも、プロ志望届を出さずに米国留学の道を決めていた。これまで4つの大学に絞っていたが、最終的にスタンフォード大への進学を決めた。 【一覧】2023年ドラフト指名選手リスト 1年時から「スーパー1年生」として注目され、大阪桐蔭(大阪)の前田 悠伍投手、広陵(広島)の真鍋 慧内野手、九州国際大付(福岡)の佐倉 侠史朗内野手とともに「BIG4」とも呼ばれた。すでに3人は、それぞれの道を歩み始めている。 ソフトバンク1位指名の前田は今キャンプで「英才教育」を受け、育成3位指名の佐倉は3ケタ背番号からの出発。「広陵のボンズ」と呼ばれた真鍋は、ドラフトで上位指名がなく大阪商業大へ進学。「指名漏れ」の屈辱を晴らすべく、4年後のドラフトを目指している。 佐々木にとって、この「同級生」たちはライバルとなる。ドラフト指名された選手、プロ志望ながら指名漏れとなった選手、最初から大学進学を決めた選手など、主な高校生野手の進路は以下の通り。 【23年ドラフト指名された主な高校生野手(支配下)】 上田西(長野)・横山 聖哉内野手=オリックス1位 仙台育英(宮城)・山田 脩也内野手=阪神3位 常葉大菊川(静岡)・鈴木 叶捕手=ヤクルト4位 報徳学園(兵庫)・堀 柊那捕手=オリックス4位 東海大星翔(熊本)・百崎 蒼生内野手=阪神4位 鹿児島城西(鹿児島)・明瀬 諒介内野手=日本ハム4位 沖縄尚学(沖縄)・仲田 侑仁内野手=広島4位 日本ウェルネス沖縄(沖縄)・ワォーターズ 璃海内野手=楽天4位 明徳義塾(高知)・寺地 隆成捕手=ロッテ5位 氷見(富山)・青野 拓海内野手=楽天8位 【主な23年ドラフト指名漏れ高校生野手】 花咲徳栄(埼玉)・小野 勝利内野手=BC栃木ゴールデンブレーブス 履正社(大阪)・森田 大翔内野手=帝京大 広陵(広島)・真鍋 慧内野手=大阪商業大 西日本短大附(福岡)・江口 翔人内野手=九州共立大 【進学した主な高校生野手】 仙台育英(宮城)・尾形 樹人捕手=早稲田大 仙台育英(宮城)・橋本 航河外野手=中央大 聖光学院(福島)・髙中 一樹内野手=東洋大 山梨学院(山梨)・進藤 天内野手=立教大 横浜(神奈川)・緒方 漣内野手=国学院大 慶應義塾(神奈川)・丸田 湊斗外野手=慶應義塾大 大阪桐蔭(大阪)・南川 幸輝捕手=青山学院大 智辯和歌山(和歌山)・青山 達史外野手=青山学院大 広陵(広島)・小林 隼翔内野手=立教大 沖縄尚学(沖縄)・知花 慎之助外野手=駒澤大 そのほか、育成ドラフトで指名されてプロ入りした選手もいる。佐々木がスタンフォード大を卒業する時、それぞれがどんな位置にいるのか。佐々木は果たしてどんな成長を遂げ、卒業後の進路をどこに定めるのか。1人武者修行の道を選んだ佐々木が、ライバルに差をつけて大きく羽ばたくことができるか注目だ。