マカオ司法警察局（資料）＝本紙撮影

　マカオ司法警察局は9月3日、同月2日にコタイ地区のカジノ施設にあるVIPルームを対象に実施した防犯パトロール中、高利貸しに従事した中国人（中国本土居民）の男4人を発見、逮捕したと発表。 　同局によれば、警察官がゲーミングテーブルを囲んでいた男5人の様子がおかしいことに気づき、このうち4人が高利貸しグループで、ゲームをプレイしていた1人から高い利息を取っている疑いが浮上したため、制止して調査を行ったとのこと。 　被害者は当日、上述の4人のうちの1人から100万香港ドル（日本円換算：約1862万円）分のチップを借りており、警察官が制止するまでの間に利息として約10万香港ドル（約186万円）分のチップを取られていたという。 　調査において、被害者は高利貸しから借りたチップの残り51.2万香港ドル（約953万円）分のチップ、また高利貸し4人は犯罪で得たとみらる合計120.65万香港ドル（約2246万円）分のチップ及び4.69万香港ドル（約87万円）の現金を所持していたことが判明。 　同局では、捜査で得られた情報を総合判断し、高利貸しグループの4人をカジノ高利貸し罪で検察院送致するとした。