「率直にお詫び」松本人志さん 訴え取り下げ、女性らに謝罪 松本さん側と文春側 双方コメントどう見る?【Nスタ解説】
河西弁護士: 「強制性の有無を直接に示す物的証拠はない」というのは当たり前です。 文春記事では、六本木の高級ホテルの部屋で松本さんとA子さん、松本さんとB子さん、それぞれ2人きりの部屋で行われた性的強要とされています。 そうなってくると、防犯カメラや録音などの物的証拠があるわけないので、ここは新しい事実というよりかは、物的証拠がないのはある種、当たり前かなという印象を受けます。 山内キャスター: ただ、性的な関係があったかどうかについても、言及はありませんね。 河西弁護士: 記事の核心部分である、松本さんの性的強要があったかなかったかについては、基本的に松本さんのコメントとしては出ていないということです。 ■女性が参加する「会合」への出席について言及 山内キャスター: 「会合」に関しては言及がありました。 【松本人志さんコメント】(吉本興業HPより) 「松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。」 会合への出席は認めていますし、この部分が「お詫び」に当たるということなのでしょうか。 河西弁護士: 「加害を与えてしまったから謝る」ではなく、「心を痛めている方がいるならば」というのは、当然のニュアンスになってくるかなと思います。 また、「女性らが参加する会合に出席しておりました」という部分は、あまり大きな事実ではないかなと思います。 裁判の途中で松本さん側が、「A子さん、B子さんは誰なのか、開示してください」と文春側に求めた経緯があるので、その部分と関係してきますが、松本さんとしては、「A子さん、B子さんと会ってはいる」「会合を開いていたことは認めます」ということです。 ■“積極的同意”「YES」こそが「同意」 情報のアップデートを 山内キャスター: 性行為の同意について、宋美玄さんは「“積極的同意”こそが同意」としていますが、どういうことでしょうか?