今年重賞3勝と数字残した気鋭の若手騎手 ホープフルSでGI初制覇狙う
デビュー3年目の佐々木大輔騎手が、ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)のマジックサンズ(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)でGI初制覇を狙う。 【写真】マジックサンズこれまでの軌跡 佐々木騎手は22年デビューの21歳。ルーキーイヤーは9勝に留まったが、2年目の昨年は68勝を挙げてリーディング12位に躍進。函館開催では18勝挙げて、史上最年少で函館リーディングを獲得した。そして今年は先週までに自己最多となる74勝。重賞も3勝と数字を残している。 ホープフルSにはマジックサンズで挑む。ここまで自身の手綱で2戦2勝。7月函館の新馬(芝1800m)は中団を追走。勝負所で前を射程圏に入れると、直線で抜け出しての完勝だった。その後はリフレッシュを挟んで札幌2歳Sへ。中団から勝負所で外を進出すると、最後まで渋太く脚を使って差し切った。着差は僅かにハナでも、2着は続く阪神JFを制するアルマヴェローチェだから、かなり評価できる内容だった。当然、GI初挑戦の今回も有力馬の1頭となる。 佐々木騎手はこれまでJRAのGIに2回騎乗して、昨年のホープフルSのインザモーメント8着、今年の天皇賞(秋)のステラヴェローチェが9着。ともに上位争いに絡めなかったが、今回は過去一番のチャンスといえる。勝手知ったるパートナーとともに、師走の中山で大仕事といきたい。