<芽生えの春・有田工センバツへ>第3部 選手紹介/5 /佐賀
◇好球必打へ一打に集中 山口慎太郎選手=2年 満面の笑みと冗談ででチームを明るくする。食べることが好きだが、2月は100メートル走を15本走る練習を重ねて減量に励み、走塁も速くなった。打撃練習では遠くに飛ばすことだけでなく、質の良い打球を打てるように一打一打に集中している。先輩捕手の上原風雅主将の声かけを尊敬し、「試合に出たら盗塁を刺す」と意気込む。 ▽右投げ左打ち▽武雄中出身▽身長169センチ、体重77キロ▽趣味はサッカー▽将来の夢は消防士。 ◇打撃生かし全力プレー 藤壮市朗選手=2年 2013年夏の甲子園で活躍した古川侑利投手(日本ハム)の姿を見て有田工への進学を決めた。憧れの甲子園では得意の打撃を生かして「全力プレー」を誓う。九州国際大付(福岡)の白井賢太郎選手(2年)は西松ボーイズ(有田町)の仲間。「全員で戦う有田工の野球をアピールしたい」と対戦を楽しみにしている。 ▽右投げ右打ち▽西有田中出身▽身長172センチ、体重73キロ▽趣味は音楽鑑賞▽将来の夢はスポーツに関わる。 ◇地域盛り上げるプレー 犬塚康誠選手=2年 走攻守そろった選手。高校入学後は素振りを毎日100回やってスイングスピードに磨きがかかり、低く強い打球を打てる。強肩の外野手でもある。2021年8月の記録的な大雨では武雄市の自宅が床上浸水。「野球部の仲間が片付けに来てくれて仲間の大切さを実感した。地域を盛り上げるようなプレーをしたい」と意気込む。 ▽右投げ右打ち▽武雄中出身▽身長176センチ、体重76キロ▽趣味は映画鑑賞▽将来の夢は会社員。