EV200万台超リコール 米テスラ、自動運転に問題
【ニューヨーク共同】米電気自動車(EV)大手テスラが、200万台以上のリコールを米道路交通安全局(NHTSA)に届け出たことが13日、分かった。テスラによると、米国とカナダのEVが対象。自動運転技術の一つである運転支援システム「オートパイロット」の安全対策が不十分なためとしている。 各国の市場でEVの存在感が高まる中、世界販売首位のテスラによる大型リコールが販売拡大ペースに影響を与えるかどうか注目されそうだ。 届け出は12日付。2012~23年モデルの「モデルS」、16~23年の「モデルX」、17~23年の「モデル3」、20~23年の「モデルY」の主力4車種全てが対象となる。 リコール台数は計203万1220台に上る。米メディアによると、カナダのリコールは約19万3千台。テスラは所有者にソフトウエアのアップデートを無料で提供する。テスラの22年の世界販売台数は約131万台だった。ロイター通信は米国で走る大半の車両がリコールの対象になる規模だと伝えた。