【インタビュー】ロッテ・安田尚憲 「もう2位は飽きました。チーム内の競争に勝ち、今年こそ優勝へ――」
もう若手ではないチームを引っ張りたい
──安田選手は今年が7年目のシーズン。若手から中堅という年齢になってきましたが、自分がチームを引っ張っていくんだ、という気持ちはお持ちですか。 安田 確かに僕はそろそろ若手ではなく中堅となってきました。良い選手はたくさんいると思いますが、僕や山口(山口航輝)といった選手がしっかりと数字を残して、チームを引っ張っていきたいと思っています。僕たちがチームを盛り上げていきたいですね。 ──秋には胴上げ、ビールかけをやってみたいですよね。このチーム、シーズン勝率トップでリーグ優勝したのは1974年以来、50年間ないんですよ。 安田 そうですね。優勝して、ハワイ旅行とか行きたいですよ。そういう話はチームのみんなともよくするんです。ほとんどの選手が味わっていない経験なので、優勝してハワイに行けるように、何とか頑張りたいですね。 ──外から見ているとチームの雰囲気が良いというか、良い意味でリラックスして野球をしているように感じます。その点はいかがですか。 安田 監督の吉井さんがすごく気さくに話しかけてくれますし、チーム内の雰囲気は良く、良い意味で仲が良いですよ。チーム内のコミュニケーションが良好で、投手と野手、ベテランと若手の間にも溝はなく、チームが一体となって戦う準備ができています。特に澤村(澤村拓一)さん、益田(益田直也)さんといった精神的支柱となっている方々がチームをまとめてくれているので、僕たちにとってもプレーしやすい環境ができています。 ──澤村選手、益田選手は投手ですが、野手にも影響が及んでいるのですね。 安田 そうですね。多くのチームは投手は投手、野手は野手で食事会とかで集まると思うのですが、澤村さんと益田さんは投手も野手も分け隔てなく誘ってくれて、チーム全体でどうやっていくかという話をしてくれるので、僕たち野手にとっても支えてもらっているんだという安心感があります。 ──最後に、マリーンズ・ファンへのメッセージをお願いします。 安田 チームとして、今年は何とか優勝できるように。それが一番の目標になりますので、その中でも自分自身が優勝に貢献できるような数字であったり、バッティングで結果を残したりできるように、頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。
週刊ベースボール