「投票しない理由があるか?」イチローの“満票殿堂入り”に米メディアも期待。選ばれなければ「国際問題が起こるのを待つようなもの」
満場一致での選出に大きな期待が寄せられている。 現地11月18日、米野球殿堂は、2025年の殿堂入り候補者28人を発表し、シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が新たに名を連ねた。初年度から日本人初の選出が有力視されており、もし満票で選ばれれば、19年のマリアノ・リベラ氏(元ニューヨーク・ヤンキース)以来、史上2人目の快挙だ。 【画像】J-POPに合わせ侍JAPANを応援!台湾チアの厳選ショットを公開!! これを受け、米スポーツメディア『The Athletic』のジェイソン・スターク記者は、「殿堂入り投票で注目すべき5つのこと:イチローが満場一致でないわけがない」と題した記事を掲載。その中で、「日米通算4367安打、27歳以降メジャー通算3089安打を放った彼に投票しない理由があるだろうか?」と読者に問いかけた。 さらに続く文面では、「10シーズン連続で200安打を記録し、ゴールドグラブ賞を獲得した史上唯一の選手だが、その名前に投票しない論理的な正当性があるのだろうか?」と強調。こうしたイチロー氏の輝かしい実績を踏まえ、同記事の注目ポイントは、「満票選出かどうか」となっており、その後も次のように記述している。 「イチローに投票しない場合、その理由を投票者たちがどう説明するつもりなのだろうか? 世界的な野球のアイコン、同じシーズンにMVPと新人王を獲得した両リーグ史上2選手のうちの1人であり、そしてもう一度だけ言っておこう。彼は、地球上で最も大きな2つのリーグでプレーして誰よりも多くの安打を放っている男だ」 受賞者の発表は、来年の現地1月21日。記事の最後は、「もしイチローが殿堂入りを果たせなかったとしたら、ただ恥ずかしいというだけではない。事実上、国際的な問題が起こるのを待つようなものだ」と締め括られたが、はたしてどんな結果になるだろうか。 構成●THE DIGEST編集部