米国初の鳥インフル重症例から変異見つかる、当局が分析結果公表
[26日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は26日、先週確認された米国内初の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)重症患者から採取したサンプルを分析したところ、患者の敷地内で感染した鶏のサンプルには見られなかった変異が見つかったと発表した。 変異が確認されたのは、ウイルスが宿主細胞に付着する際に重要な役割を果たすヘマグルチニン(HA)遺伝子。 CDCは、今回の流行による一般市民へのリスクは変わっておらず、依然として低いとしている。 CDCは18日、米国で初のH5N1重症患者を南部ルイジアナ州で確認したと発表した。自宅で飼育中の鳥との接触に関連付けられる初めての症例で、患者は重度の呼吸器疾患を患っている。 この患者に見られた変異はまれだが、他国では一部の症例で特に感染症状が重い期間に報告されている。 CDCによると、この患者から人への感染は確認されていない。