有機フッ素化合物PFOS・PFOA南関町で検出 井戸水飲まないよう熊本県が注意喚起
熊本朝日放送
熊本県南関町で、指針値を超える有機フッ素化合物が検出されました。 木村知事 「南関町の2施設の井戸で、国の定める基準値である1リットルあたり50ナノグラムを超えることが確認されました」 発がん性など健康への影響が懸念される有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)・PFOA(ピーフォア)が指針値を超えて検出されたのは、南関町にある産業廃棄物最終処分場の観測井戸です。熊本県の調査で明らかになりました。 エコアくまもとの観測井戸からは、指針値の4倍となる1リットルあたり200ナノグラムを検出するなど、3カ所で指針値超え、別の施設の観測井戸でも指針値を超えました。 半径500メートル以内の36世帯は生活用水をすべて井戸水でまかなっていますが、熊本県は井戸水を飲まないよう注意喚起し、1人あたり12リットルの水を配布しています。 熊本県は、日常の管理状況などから、産業廃棄物最終処分場が原因ではないと判断していて、26日から周辺の15事業所に有機フッ素化合物の使用履歴がないかなど調査を行っています。 周辺の井戸46カ所の追加調査を進め、原因を究明していきたいとしています。