国立大最高位で臨んだ東大出身の須山 初の幕下で黒星発進
◇大相撲九州場所初日(2024年11月10日 福岡国際センター) 今場所初めて幕下に昇進した東幕下34枚目の須山(27=木瀬部屋)は春雷(立浪部屋)に押し出しで敗れた。立ち合いから低い姿勢から出てきた相手の圧力を食い止めることができず完敗。「緊張はなかったし、いつも通りに取れた。中に入られてしまった」と淡々と振り返った。 自己最高位の西三段目10枚目で臨んだ秋場所で6勝と大勝ち。春場所から4場所連続の勝ち越しで、埼玉大からプロ入りした庄司(武蔵川部屋)の東幕下43枚目を更新する国立大出身の最高位の東幕下34枚目に昇進した。幕下以上にならないと締めることが許されない博多帯を知人に贈られ「1段番付上がった実感がある」と感想を述べた。場所前に胃腸炎を患ったが「体重も戻りました」と問題なしを強調。「引かないで前に出る相撲を取りたい」と東大初の幕下勝利へ前を向いた。