テンセント、ゲーム好調で第3四半期8%増収 フィンテックは軟化
[北京 13日 ロイター] - 中国のテック大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が13日発表した第3・四半期決算は、売上高が8%増加した。中国経済に逆風が吹く中、フィンテック分野の成長が軟化する一方、ゲーム事業が伸びた。 世界最大のビデオゲーム会社で通信アプリ「微信(ウィーチャット)」を運営するテンセントの売上高は1671億9000万元(231億4000万ドル)と、アナリスト予想平均の1678億元に沿う内容となった。 国内ゲーム収入は14%増の373億元で、前四半期の9%増から加速。プラスは2四半期連続となる。国際ゲーム収入は9%増の145億元だった。 5月に発売された人気タイトル「ダンジョン&ファイター・モバイル」や、9月に発売された新しいシューティングゲーム「デルタ・フォース」などが業績をけん引した。 フィンテック・クラウドサービス収入は2%増の531億元と小幅な伸びにとどまった。決済事業が落ち込んだ。 マーケティング・サービス(旧オンライン広告)部門の収入は17%増の300億元だった。 テンセントの純利益は47%増の532億3000万元。LSEGによると、アナリスト予想は528億9000万元だった。