神戸で女子バレークラブ世界一決定戦 石井優希「頑張る姿見てもらいたい」
新鍋理沙「どんなボールにも食らいついて」
久光製薬スプリングスは、世界クラブには中田久美前監督が就任後の2014年大会から出場し、今回が4度目の挑戦。2015年には優勝したエジザージュバシュ・イスタンブール(トルコ)を破り、世界に存在感を示した。それでも2014年、15年が5位、昨年は6位と表彰台には届いていない。 「世界クラブは各国の名選手が集まったチームが出場するレベルの高い大会。地元神戸での開催で日本のファンの方がたくさん観に来てくださると思うので、皆さんへの感謝の思いをコートでぶつけて世界相手に頑張っている姿を見てもらいたい。団結力、チーム力。ワンフレームバレーでしっかり世界と戦って表彰台に上れるように頑張りたいと思います」とチームを引っ張る石井優希。 攻守の要、新鍋理沙は「久光製薬スプリングスとして世界と戦う機会はそんなに多くないので、必死に全員で1本1本粘り強く、どんなボールにも食らいついて点数につながるよう頑張ります。いい結果が出せるように頑張ります」とディグや粘りなどディフェンス面での健闘も誓った。 「勝ちきることができたら自信になるし、世界と戦う経験が最終的には東京オリンピックにつながると思う」と石井優希は言う。 東京オリンピックへ向け新たなスタートとなる今年。世界との戦いの一つひとつの経験がメダル獲得へのステップアップになる。 「1985年のユニバーシアードでバレーが(男女共に)金メダルを獲得したゲンのいい場所」(木村憲治・日本バレーボール協会会長)、そんな神戸で新鍋理沙、石井優希、古賀紗理那ら日本を代表する選手たちが世界の強豪クラブ、リオ五輪金メダリストのシュ・テイ(ワクフバンク)らトッププレーヤー相手にどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみだ。
「女子世界クラブ2017」の日程
【予選ラウンド(日本チーム)】 ・9日午後3時半(B組)NEC×オザスコ、午後7時(A組)久光製薬×レクソナ ・10日午後3時半(B組)NEC×ボレロ、午後7時(A組)久光製薬×ディナモ ・12日午後2時半 (B組)エジザジュバシュ×NEC、午後6時(A組)ワクフバンク×久光製薬 ・13日セミファイナルラウンド ・14日ファイナルラウンド(7-8位、5-6位、3-4位、優勝決定戦)