【衆議院選挙】福岡5区 現職に5人が挑む 混戦予想か
10月27日に投開票が行われる衆議院選挙。 筑紫野市や太宰府市、朝倉市などを選挙区とする福岡5区では現職の野党候補に対し与党の新人候補を含む5人が挑む構図で、混戦が予想されています。 【写真を見る】福岡5区 現職に5人が挑む ■1期目の現職「通信簿だと思っています」 6日、福岡県春日市で開かれたマルシェに姿を現したのは立憲民主党の現職・堤かなめ氏。 県内の小選挙区選出の議員の中で、唯一の女性であり1期目の堤氏は、今回の選挙を自身の「通信簿」と位置づけています。 立憲・現 堤かなめ氏(63)「私現職ですので3年間の通信簿だと思っております」 前回の衆院選では、野党候補が堤氏に一本化されたことに加えて、自民党の公認争いで出馬辞退に追い込まれた栗原渉氏(59)の支持者の票が堤氏に流れたことも勝利につながったとみられています。 共産党との共闘関係が崩れた今回は、厳しい戦いが見込まれています。 立憲・現 堤かなめ氏(63)「立憲民主党、野党第一党としてまずは党としての力で戦っていかなければならないと思いますし、また裏金の撲滅、政治とカネの問題の解決というところでは(他の党とも)協力できるところは協力して戦っていきたい」 ■自民 保守分裂のしこりは 一方、自民党の新人・栗原渉氏(59)は9月30日、福岡市で政治資金パーティーを開催。 服部知事や、福岡県議会の重鎮蔵内勇夫県議が出席しました。 自民・新 栗原渉氏(59)「今でも私はいろんなところでお話をさせて頂いてこみ上げて参ります。これは何か感謝であります」 3年前、栗原氏は原田義昭元環境大臣と自民党支持者を奪い合う公認争いを展開。 公示の直前で党本部から出馬をあきらめるよう要請され涙をのみました。 保守分裂のしこりが残る中、栗原氏は、原田氏の地盤だった筑紫野市を含めて「一つにまとまっている」と強調します。 自民・新 栗原渉氏(59)「筑紫野市の自民党支部についても去年、党の行動計画の中で筑紫野支部としては栗原を衆院選に向けて支援していくということを決めて頂いて。これは非常に大きいこと。前回のことを考えれば」