「鯛車」「赤べこ」知ってる? 人生儀礼と神社の関わり知る、寒川神社で企画展
寒川神社(神奈川県寒川町宮山)は11月17日まで、七五三や還暦祝いなど日本固有の行事の成り立ちなどを学ぶ企画展「人生儀礼と神社詣(もうで)」を開催している。 企画展は、安産祈願など各種祈禱(きとう)を行う施設内に特設スペースを設け、赤ちゃんの健やかな成長を願う「初宮詣」や長寿の祝いなどのパネル11点を展示。このほか赤ちゃんが食べ物に困らないよう願いを込めて生後100日目に行う「お食い初め」の膳の盛り付け方や、鯛車(鹿児島)や赤べこ(福島)など全国の郷土玩具7種を紹介し、同神社が昭和40年代に配布した七五三詣の新聞折り込み広告などの資料も並んでいる。 学芸員の佐原慧さん(42)は「参拝やご祈禱のついでにぜひ立ち寄ってほしい。展示が身近な神社に親しみを持つきっかけになれば」と話している。展示は午前9時~午後5時。入場無料。問い合わせは、同神社電話0467(75)0004。
神奈川新聞社