【毎日書評】自分の「思考のクセ」に気づけば、どんな人でも会話上手に変われる
「自分への問い」でクセを変えるコツ
なお、多くの人は自分へ質問する際に「Whyの質問」をしがちであることも理解しておく必要があるようです。 Whyの質問は、何かを深く掘り下げるときには効果的ですが、マイナスの状態でWhyを使うと、けっこう落ち込むことがあります。 ですから、自分への質問をする際は、What(何を)とHow(どうやって)を意識しましょう。(204~205ページより) 「今回の失敗からなにを学べばいいかな」というような質問を投げかければ、自然とポジティブな気持ちになれるわけです。(204ページより)
「語尾に音符をつけて話す」「笑顔の特訓」のポイント
「語尾に音符をつけて話す」については、あくまで「音符がついているようなイメージでやればよい」そう。また、「暗い内容」を話すときにはやる必要なし。そして「笑顔の特訓をする」が重要であることにも理由があるようです。 なぜ笑顔をつくることが、自分の思考のクセを直してくれるかというと、笑顔を頻繁につくっていると私たちの脳が「この人は幸せだから笑っているんだ」と錯覚してくれるからです。(206ページより) 笑顔に感情が引っぱられ、後追いで“その笑顔にふさわしいマインド”になっていくということなのでしょう。(205ページより) 著者は本書において、会話に関する知識を、余すところなくていねいに紹介しているそうです。そのため読み終えるころには、会話に対する強い苦手意識を解消できているかもしれません。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: フォレスト出版
印南敦史