ガソリン19日~段階的に値上げ 駆け込み需要でスタンドに行列 鹿児島県
鹿児島放送
ガソリンや灯油の価格が、国の補助金縮小に伴って今月19日以降段階的に値上がりする見通しです。鹿児島県内でも駆け込み需要が高まっています。 ■平手志歩アナウンサー■ 「こちらのスタンドには朝から多くの利用者が訪れていて、信号の先まで車の列ができています」 鹿児島大学工学部前にあるガソリンスタンド。普段から人気のスタンドですが、この数日はさらに多くの人が訪れています。 ■利用客■ 「ガソリンの高騰もあったので、先に入れておきたいなと思って来た」 「19日から値上げをすると聞いて、仕事前に来た」 ■エコスタンド工学部前店の田中弘樹・店長■ 「ガソリンが高くなると報道されてから、お客様もだんだん増えてきている。感覚では(来客が)1.2倍から1.3倍くらいは増えているような感じがする」 資源エネルギー庁によりますと、11日に発表された県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットルあたり182.1円。 しかし、政府の補助金が段階的に縮小されることでまずは19日から仕入れ価格がおよそ5円値上がり、小売り価格も徐々に値上がりする見込みです。 求めやすい価格が売りのこちらのスタンドでも…。 ■エコスタンド工学部前店の田中弘樹・店長■ 「(当店でも)5円ほど上がるのではないかと推測される。どうしてもガソリンは使わないといけないもの。値段が安いということが支持されて来られているお客様が多いので、補助金がなくなるのは大変当社としても厳しい」 利用客の反応は―。 ■利用客■ 「自分の小遣いでやっているので、なかなか(厳しい)。我慢するしかない」 「日常的に使うものだから…どうしていきましょうかね」 「(年末は)福岡に行く予定もあるので、なおさらちょっときつい」 特に年末年始を車で移動する人には大きな打撃で、まだまだ駆け込み需要は続きそうです。