フジテック、法的拘束力ない初期提案受けている=売却検討との報道
Shinichi Uchida [東京 31日 ロイター] - エレベーター大手のフジテックは31日、会社売却に向け複数のプライベートエクイティ(PE)ファンドと協議しているとの一部報道について、法的拘束力のない初期的提案を受けていることは事実とし、提案内容に関し「慎重な精査・検討が必要」との見解を示した。 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は30日、フジテックがスウェーデンのEQTなど複数のPEファンドと協議していると報じた。フジテックがUBSと組んで買い手候補を模索していると伝えていた。 フジテックは、同社が買い手を探しているとの記述などは事実と異なる内容を含むと主張。提案については、取締役会、または社外取締役で構成する特別委員会として決定した事実はなく、今後、開示すべき事実が発生した場合は速やかに公表するとしている。