「猛暑日」月間最多に 奄美市名瀬 1956年以来、7月に入り10日間
鹿児島県奄美市名瀬では7月に入り最高気温が35度以上の「猛暑日」が頻発している。猛暑日の日数は23日までに10日間。名瀬測候所によると1896年の観測開始以来、月間の猛暑日日数の最多だった1956年7月に並ぶ猛烈な暑さとなっている。 名瀬では7月1日に最高気温35・8度を観測し、2017年7月29日(最高気温35・1度)以来の猛暑日となった。年間では1942年の13日間が最多。 環境省熱中症予防情報サイトによると、奄美地方への今年の熱中症警戒アラートは、梅雨明け前日の6月22日に初めて出され、7月23日までの32日間のうち27日間で発表されている。昨年1年間の発表日数20日間(7月3日~10月4日)をすでに上回る。 環境省と気象庁は同アラートの中で、エアコンなどにより涼しい環境にして過ごし、小まめな休憩や水分補給・塩分補給をするよう呼び掛けている。涼しい環境で過ごすことができない場合は、衣服を緩めることや重症化予防に皮膚をぬらしてうちわや扇風機であおいだり、氷やアイスパックなどで冷やすことも対策として考えられるとしている。